AI、世界規模の水とNY市並みのCO₂を消費
- foorce

- 2025年12月21日
- 読了時間: 2分

AIは、私たちの生活を便利にする一方で、見えにくい形で大きな環境負荷を生み出しています。最新の査読済み研究により、その影響の規模が改めて浮き彫りになりました。
オランダ・アムステルダム大学の研究者アレックス・ド・ヴリース=ゴー氏の研究によると、今年AIが使用した水の量は、世界中で人々がペットボトル飲料として消費する水量と同規模に達すると推定されています。その量は約 3,125億〜7,646億リットル。主な用途は、ChatGPTのような大規模AIモデルを稼働させるデータセンターの冷却です。
さらに同研究では、AI関連データセンターのCO₂排出量が、ニューヨーク市の年間排出量に匹敵する可能性があるとも指摘されています。モデルの大型化や利用者の増加に伴い、電力需要が急速に拡大していることが背景にあります。
ただし、研究者たちはこれらの数値について「厳密な測定結果ではなく、規模感を示すための推定値」であると強調しています。企業側の情報開示が限られているため、直接的なデータではなく、間接的な指標をもとに算出されているからです。
それでも、この研究が投げかける問いは明確です。AIの影響は、もはやチップやサーバーの話だけではなく、水資源、エネルギー消費、温室効果ガス排出といった環境問題が、AIの進化と切り離せないテーマになりつつあります。
AIが社会インフラとして拡大していく中で、「どれだけ賢いか」だけでなく、「どれだけ持続可能か」が、これからの重要な評価軸になっていくでしょう。







コメント