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Z世代、200年ぶりに「IQが親世代を下回る」
26/2/15 18:30
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これまでおよそ100年の間、IQテストの平均点は世代が進むごとに少しずつ上がってきました。
この現象は「フリン効果」と呼ばれています。
つまり、基本的には「子どもの世代のほうが親世代よりテストの点が高い」という流れが続いてきました。
しかし最近、この傾向が止まった、あるいは逆転した可能性があるという指摘が出ています。
神経科学者のジャレッド・クーニー・ホーバス博士は、Z世代は前の世代と比べて、標準化テストのスコアが低い可能性があると発言し、議論を呼んでいます。
どんな力が下がっているのか?
影響があるとされているのは、注意力、記憶力、読解力、計算力、実行機能(考えて行動をコントロールする力)といった、学習や思考の土台になる能力です。
博士は、ここ200年近く続いてきた「若い世代のほうがテスト成績が高い」という流れが、初めて崩れた可能性があると述べています。
背景にあるデジタル環境
理由として挙げられているのが、現代のデジタル環境です。
長時間のスクリーン視聴や、短い動画や短文への慣れ、断片的な情報の消費。
こうした習慣が、集中力や深い読解力に影響している可能性があるとされています。
そして、ここで無視できないのがAIの存在です。
SNSのおすすめ表示、動画の最適化、検索や要約機能。
これらの多くはAIによって動いています。
私たちは、AIが整えた情報の流れの中で、毎日思考しています。
AIは、要約や検索、文章作成など、本来なら時間をかけて行っていた作業を代わりにやってくれます。とても便利ですが、その一方で、考える工程を外に任せる機会も増えています。
能力の「形」が変わっている可能性
能力の形が変わっている可能性も指摘されています。
実は、現代の脳は「覚える」ことから「使いこなす」ことへとシフトしています。
Z世代は、必要な情報をすぐに探す力、デジタルツールを使いこなす力、AIを活用して問題を解決する力、はむしろ高いとも言われています。
つまり、従来のIQテストが測ってきた能力と、AI時代に求められる能力の間にズレが生まれている可能性もあるということです。
本当に「知能」は下がっているのか?
テストの点が下がっているかもしれない。
でも、本当に大切なのはそこではありません。
デジタル環境やAIが、人間の認知の使い方をどう変えているのか。
AIは人間の知能を弱めるのか、それとも拡張するのか。
いま起きているのは、単なる世代の問題ではなく、AI時代における「知能の再定義」なのかもしれません。



















