ニュース26/05/06
フィンランドAI新興企業が約560億円の評価額を達成
フィンランド発のAIスタートアップ「QuTwo(キュートゥー)」が、約290億円(2500万ユーロ)のエンジェルラウンド資金調達を完了し、企業評価額が約560億円(3億2500万ユーロ)に達したことが明らかになりました。
QuTwoは、大手半導体メーカーAMDの傘下企業「Silo AI」の元CEOであるペーター・サーリン氏が設立したAI研究開発ラボです。Silo AIはヨーロッパを代表するAI企業として知られており、サーリン氏はその経験を活かして新たな挑戦に踏み出しています。
「エンジェルラウンド」とは、主に個人の富裕層投資家(エンジェル投資家)から資金を集める初期段階の資金調達のことです。今回これほど大きな金額をエンジェルラウンドで集められたことは、同社への期待の高さを示しています。
QuTwoが注目される背景には、AI・量子コンピューティング・そしてヨーロッパ独自の技術基盤(ソブリンテック)への強い需要があります。「量子コンピューティング」とは、従来のコンピューターをはるかに超える計算能力を持つ次世代技術で、AIとの組み合わせにより革新的なソリューションが生まれると期待されています。また「ソブリンテック」とは、特定の国や地域が自国でコントロールできる独自の技術インフラを指し、アメリカや中国への技術依存を避けたいヨーロッパ各国から強い支持を受けています。
今回の大型調達は、ヨーロッパ発のAI技術に対する投資家の強い信頼を示す出来事として業界内で注目されています。今後のQuTwoの動向から目が離せません。
出典: TechCrunch
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